保健師を目指す看護学部3年生が、『公衆衛生看護』の学びの一環として、狭山市の保健師の皆さんと一緒に“若年層の子宮頸がん検診の受診率を向上させるには、どのような検診案内を送ったらいいか”を考えるグループワークを行いました。
日本国内全体で罹患率が急激に増加する20代の検診受診率の低さが課題となっており、全国的な取り組みとして、21歳を対象に子宮頸がん検診の無料クーポンを配布していますが、かなり受診率が低い状況で各自治体での対策が求められています。
そこで、狭山市では、保健師が中心となり、子宮頸がん検診への関心や無料クーポンの認知状況などについて大学生を対象とした事前アンケートの結果をふまえて、西武文理大学の学生と共に、どのような検診案内を対象者に送ると良いのか、具体的な施策を考えることになったのです。
学生達は、市から届いた封書を“開封したくなる”工夫やアイデアはどんなものか、そして、開封した後どのような内容ならば“受診にまで繋げられるか”を考えました。
学生達は、事前のアンケート結果を踏まえ、受診に対する“怖さ”を払拭する為には、受診内容をイラストも交えて詳しく載せた方が良いと考えました。また、診察場所の詳しいアクセス?検査の所要時間なども加える事、そして、予約を電子化する事などのアイデアを出し合いました。更に、封筒の色や文字、デザインについても、若年層にも分かりやすく興味を持ちやすい可愛いデザインにし、イラストを多用し“文字は減らす”という意見も出されました。
実際に社会で働く狭山市の保健師の皆さんと一緒に、保健師の立場に立って考える今回のコラボ企画は、保健師を目指す学生達にとって、保健師を疑似体験し、将来、保健師になった自分を想像する機会になったようです。
保健師を目指す彼らの学びについては、是非こちらもご覧ください!
?トピックス)保健師になるための演習① ~ 家庭訪問を疑似体験!!
?トピックス)保健師になるための演習② ~ 健康教育してみました!!
?入試広報課リポート)狭山市保健センターとのコラボ企画!“若年層の子宮頸がん検診受診率を向上させるには?”
※本記事をより詳しく紹介したリポート形式の記事です。