小児看護学は、お子さんとご家族の特徴、病気や障がいをもつお子さんとご家族の看護、健やかな成長?発達を促す支援などについて学修します。
本学の小児看護学では、お子さんとご家族にとって最善の看護や支援を考える力を育むだけでなく、言葉でうまく伝えられない時期のあるお子さんだからこそ、学生の【気づく力】を育む工夫をしています。
今回は、具体的なお子さんとご家族への看護や支援を考え、実践していく力を育む『小児看護支援論Ⅱ』で行っている演習を、ご紹介します。
演習「子どもの安全?安心な療養環境」では、お子さんが入院している病室を再現し、学生が初めて訪室する場面をつくります。初めての訪室で学生自身が何に気づき、その気づきから、どのような看護や支援が何のために必要か、学生同士で検討します。その後、検討した看護や支援を実践し、振り返りを行い、さらにより良い看護や支援を考えていきます。
演習を行った学生は、気づくことの大切さとともに、皆で考えていく楽しさや重要性を実感していました。