11月7日、14日の二日間にわたり、菅原ゼミの2、3、4年生合同で、ライフデザインについて学び考えるセミナーを実施しました。この企画は、埼玉県福祉部少子政策課子育てムーブメント担当からいただいたご提案で、社会で進行している少子化を、大学生が自分ごととして考え、自分の人生を主体的に選びとれるようになるための学びの場として企画されました。
セミナー実施に先立ち、2年ゼミのメンバーを中心に、まずは自分たちが将来についてどんなことを考えているのか、意見を出しあうことから始めました。そして、将来の描き方や、将来を考えるうえで大切にしたいことは、人によって違うということを理解しました。その違いを認めたうえで、どうしたら皆が、より具体的に自分の未来を考えることができるか、何度も話し合いをしました。
セミナー本番は2日間にわたって開催されました。1日目は、埼玉県少子政策課から、埼玉県の少子化の現状やそれに対する県の様々な取り組みについての講義を受けました。2日目は、1日目の講義内容を踏まえて学生自身が自分のライフプランを立て、「仕事」「生活」「家族」「趣味」「友達」といった具体的なテーマについて話し合いを行いました。
2日間にわたり、県の方だけでなく、オブザーバーとして参加くださった県内複数の市町職員の皆様にも話し合いに加わっていただき、社会人の先輩方のリアルな「人生の選択」について知ることもできました。
参加したゼミ生の皆さんは「未来を考えるのって難しい!」と口にしていました。普段はあまり目を向けることのない、自分が何を大切にして生きていきたいのか、ちょっと先の未来をどう選んでいけばいいのか、そのために今出来ることは何か、を考える機会になったのではないでしょうか。