アップル?ジャパンに勤める先輩から就活に向けたアドバイスをいただきました!
サービス経営学部宮島ゼミの専門演習(3年生)では、指導教員による専門的な勉強の傍ら、ゼミ生からの要請を受け、不定期ですが、社会の第一線で活躍する宮島ゼミ出身の先輩と直接対話する機会を設けています。
6月28日(水)の専門演習では、講師に2013年3月に本学?宮島ゼミを卒業した早川聖人(はやかわせいと)先輩(32)をお招きしました(Zoom)。
早川先輩は、本学卒業後、まずは「㈱やさしい手」という介護業界では中堅の会社に就職しました。2017年にはアップル?ジャパン合同会社に見事転職を果たし、現在はアップル?ストア表参道店で販売スタッフの管理業務についています。
3年生にとって、今一番の悩みどころは自分がどういった業界に向いているか、ということです。そこで学生から「なぜ最初は介護業界だったのですか」という質問が投げかけられました。きっかけは学生時代の訪問入浴の補助バイト。日給がかなり高かったそうです。早川先輩からは「業界がどこであれ、自分がその会社で何をしたいのかということを明確にすることが大切」というアドバイスがありました。次の質問は「介護現場でのメンタリティ」についてです。重要なのは「自分から主体的に相手に寄り添ったコミュニケーションをとること」と「相手のプライドを傷つけないこと」。大学で学んだことが実践でもとても役に立ったことを実感する毎日だったそうです。次の質問は「仕事をしながら楽しさを感じましたか」。「もちろん仕事だから大変なこともあったけど楽しいことの方がまさった。まさに『自分がやったことが他人を幸せにする』ということをダイレクトに感じられた仕事で、とてもやりがいを感じた3年間だった」との回答。これには3年生たちも大きくうなずいていました。加えて、日々のストレスを自分の中に溜めずに大学時代の友人や同期の仲間たちとの発散の重要性も指摘されました。
これからの時代は「転職ありき」で考えて初職でどのように活動するか、毎日を怠惰に過ごすか、それともキャリアアップを目指していくか、がポイントになるのではないか、という話でした。常に自分を磨いていくこと。そうすればいつ何時も、チャンスをつかめる。早川先輩も、現在はアップル?ジャパンに勤めていますが、そのきっかけも偶然のたまものだったといいます。たまたまiPhoneが壊れて、アップル?ストアに機種交換に出向いたときに対応してくれたスタッフの接客に感動し、ピンときたそうです。「あ、この仕事やってみたい」。いったん出たストアに再度向い、その人に直接「ここで働くにはどうしたらいい?紹介してほしい」といったことがきっかけだそうです。アップルの入社試験は3回の面接だったそうですが、ここで大学と介護業界で培われた対人関係スキルが存分に発揮されたそうです。この経験から先輩は、常日ごろから準備をしておくことを後輩たちにアドバイスしてくれました。人間万事塞翁が馬とはよく言ったもので、何がどう転ぶかわからないからです。
最後に後輩たちへのアドバイスをお願いしたところ2つ挙げてくれました。一つは、自分に制限をかけず、とにかく何でも挑戦すること。もう一つはこれからのグローバル社会では英語と中国語が絶対に必要になるので、大学生のうちに少しでも勉強しておくこと。今後、宮島ゼミではこのアドバイスを肝に銘じて、活動していきたいと思います。学生たちも大満足の充実した時間でした。また次回、OB?OG講話会を開催した暁には、ここで報告いたします。
(西武文理大学サービス経営学部 宮島)